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スタッフ日記

サポート切れ?のWindows XPは危険か?検証が必要!

 「Windows XPはマイクロソフトのサポートが切れるので危険」だと、ここもかしこも、洗脳するかの如く散々言われ、PCの買い替え需要が煽られてきました。堕ちたものだと、黙って笑って見てきました。

 Windows XPは長年、ユーザーからのフィードバックにより、改良が続けられ、それなりに完成されたOSです。Windows XPを作り上げたのはマイクロソフトの力だけではなく、世界中のユーザーの力が大きかったです。それにもかかわらず、優れたOS、Windows XPがマイクロソフトのビジネスを理由に捨てられようとしています。ユーザーから見るならば、実質、豊富なソフトウェア資産と旧周辺機器の破棄を強制されたわけです。

 ですが、やはりそれは許されないことでした。新しいWindows 8では互換性が切り捨てられてOSの軽量化が図られたので、過去の豊富なソフトウェア資産、周辺機器を継続して活用することができなくなりました。Windows 8は代替OSとはなり得ず、継続してWindows XPを使う必要がありました。その結果、Windows XPはサポート切れと言われていますが、無償サポート?から有償サポートに移行されました「危険」と言われたOSがビジネスの世界では、継続して重要な立場を担い続けます。

 散々、「危険」と言われたWindows XPですが、「危険」という人達には以下の質問をしたいところです。

① ここ近年、Windows XPではどんな有益なサポートがなされたか?そのサポートが無かったならば、大多数が危険にされされたか?

② 欠陥の多いWindows 8は、サポートがあれば安全か?

③ 「サポート切れ」と言われたWindows XPですが、継続利用者の間で、具体的にどんなトラブルが起こっているか?


 ①についてはサービスパック2が一番思い出されますが、10年程前のことです。近年では思い当たりません。そもそも、OSの力だけで守られる安全性は微々たるものです

 ②については言うまでもなく、危険過ぎていまだにビジネスの場面でも採用は少なく、Windows 7が主流です

 ③について、これが一番大事で、これを当社でも検証していきます。実際にWindows XPをメインのマシーンとして継続使用し、本当に問題が発生するのか検証します。危険すぎて使用に耐えられない状況が判明したならば、注意を喚起したいと思います。ちなみにWindows XPですが、今現在(2014年5月)でも大手の航空会社では継続利用されています。

 安全性について語るならば、そもそもソースリスト非公開のOSに安全性を求めることが間違いです。状況によっては、一つの大きなスパイウェアとなりえます。Windowsが日本に入って来た当初は、重要な機関での使用は禁止され、Javaで開発されたオープンソースのOS、ソフトが使用されたものでした。安全性を求めるならば、Linux等、オープンソースのOSであり、世界中のエンジニアに安全性を検証されたものを使用するべきです。

 当社のお客様の中には「Linuxの時代が来た!」と叫ぶ方もいらっしゃいます。Windows XPのノートパソコンのOSはLinuxに入れ替えて継続利用するということです。Windows XPのサポート切れを理由に、優れたノートパソコンを破棄するのは愚かだということです

 すでにWindows 8の後継OSの開発が進んでいますが、マイクロソフトのOSのビジネスモデルは明らかに破綻しています。その点、切り替えの早かったAppleは先を見る目があったと思います。とにかく嘘、詐欺の横行する時代ですが、騙されずに生きていけるだけの情報、知恵、方法を身に付ければ良いだけです

 ということで、当社ではWindows XPは現役です。欠陥の放置されたWindows Vistaは引退しました。

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