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スタッフ日記

壊れたハードディスクの取り扱いについて

 ファームウェアの不具合でロックされてしまったSeagate ST31000333ASのお持ちこみがありました。

 ロックを解除して認識されるようにはなりましたが、データにはアクセスできない。。。

 調べてみると、ハードディスクの先頭セクターに傷が入って読み取れなくなっており、ディスクがリセットを繰り返す状態でした。こうなると、どこに持って行ってもデータ復旧は困難となります。

 お客さんに話を聞いてみると、ハードディスクがおかしくなってから、かなりあれこれといじくり回したとのこと。。。

 ただ普通にいじくり回しただけではこのようなことにはならず、通電中でヘッドが動いているときにかなり乱暴に扱って大きな物理的な衝撃を与えたか、エアーパッキン等にもくるまずハダカでハードディスクを持ち歩いていましたので、ぶつけたか落とされたと想像します。

 ハードディスクの構造は昔のレコードプレイヤーに似ていると言えば想像しやすいと思います。レコードが高速に回転し、その上に針に当たるヘッドが動いています。なので、大きな振動を与えるならばレコードに傷が入り、針が飛ぶようにヘッドの先が折れたりします。

重要なことは、
ハードディスクが回転しヘッドが動いている間は振動を与えない
ハードディスクを持ち運ぶ時は必ずエアーパッキン等で衝撃が加わらないようにする
です。

 ハードディスクが故障した場合、素人の方がいじくり回してもまず直ることはなく、かえって故障の重度が上がり、データ復旧が困難となります。超精密機器です。それよりも、なるべくダメージを与えない様にして、信頼できる業者に依頼することが大事です。

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