ThinkPad X40のSSD換装、データ移行、メモリー増設を承りました。
お客様よりThinkPad X40のお持込みがありました。ご依頼内容はSSD換装、データ移行、メモリー1GB増設でした。
通常は大体3時間程度で作業が終了するのですが、今回はかなり時間がかかってしまいました。。。
ThinkPad X40は日立型1.8インチのハードディスクを搭載していますが、このハードディスクはアクセス速度が遅い上に非常に壊れやすいです。唯一のメリットは省電力であることです。
今回お預かりしましたX40のハードディスクはかなり多くの傷を負っていました上に、ドライブ全体に圧縮がかかり、圧縮ディスクとなっていました。。。正常な状態であっても遅いハードディスクが一層、遅くなっていました。
損傷箇所を避けながらデータを抜いて、圧縮を解凍し、SSDにデータを移したのですが、この作業に数時間を要してしまいました。。。
しかし苦労した甲斐があり、SSD換装を行い、メモリーを上限一杯まで増設しましたところ、驚くほどスピードアップ致しました。X40が生まれ変わった!という感じです。さすがにこれにはお客様も驚き、後日、お礼状を頂きました。以下、抜粋です。
”先日シンクパッドX40をSSD換装して頂いた者です。おかげ様で劇的にパフォーマンスが向上し、廃棄寸前だったマシンが立派によみがえりました。有難うございました。”
さすがIBM!ThinkPad!と思いました。
何がか?というと、次世代の記憶メディアのSSDに換装してもその性能を十分に引き出すことができる程しっかりと、余計に?無駄に?強力にマザーボードが設計されていたわけですから。ハードディスクには不要な位のポテンシャルを秘めていた訳です。かつては換装するハードディスクもなく、中古ショップで捨て値で売られていた様なマシンが驚きの復活を遂げる訳ですから、感動があります。
ちなみに同世代のノートパソコンで、SSD換装を行ってその性能をフルに発揮できるパソコンはほとんどありません。ハードディスクに合わせた設計なのか?と思うことが多いです。