システム開発とシステムコンサルティングのミリオンウェーブズ menu

スタッフ日記

Let’s note CF-FV1を容量アップ、最近のTLC、QLCの実用レベルは?

 Let’s note CF-FV1のSSD換装、1TBへの容量アップを承りました。当社ではこれまで、MLCタイプのフラッシュメモリーを採用したSSDを使用してきましたが、MLCタイプの1TBは在庫切れとなりました。メーカーでMLCタイプのSSDが生産終了となり、TLCタイプ、QLCタイプに移行され、MLCタイプは入手困難となっています。

 SSD用のフラッシュメモリーはこれまで、SLC、MLC、TLC、QLCと変遷してきました。

 SLCタイプは32GBと容量が小さいものの耐久性が高く、WindowsXPのパフォーマンス向上に驚いたものです。SLCタイプが入手できた頃はSLCタイプにこだわり、使用していました。しかし当時はまだコントローラー、制御プログラムの欠陥が少なくなく、フラッシュメモリーの耐久性が高いにもかかわらず、SSDが制御不能となり、データ読み書きができなくなる製品が少なくなかったです。フラッシュメモリーの耐久性よりもコントローラーの安定性を重視し、製品を選択していました。

 次にMLCタイプが開発されました。128GBと容量が3桁になりましたが、当初はフラッシュメモリーの耐久性が低く、データが消えるトラブル、ファームウェア更新頻度の高さ等から採用を控えました。MLCタイプが実用に耐えられるレベルまで性能が向上した頃、SLCタイプは入手できなくなりました。

 次にTLC製品も開発されました。安価で1TB(1024GB)と容量が4桁になりましたが、1、2年で消耗し、速度低下するケースが多く見られました。短期間で消耗したハードディスクの様な挙動を示しました。しかしその後、改良が続けられ現在、実用上、問題が出ないレベルまで耐久性が上がっています。サーバー用途は別ですが。TLCタイプの性能が実用レベルまで上がったところで、SLCタイプ同様、MLCタイプが入手困難となりました。

 国際的には、積極的に欠陥のある新製品が市場に投入され、トラブル事例を元に製品改良が行われています。
 それに対する当社の考えは、重要なデータを保存するストレージについては、ビシネスユーザーが被る損害リスクを第一に考え、十分な検証、実績のない未成熟な製品を果敢に採用すべきではない、という消極的なものです。当社はそのポリシーに基づき、フラッシュメモリーの耐久性のみではなく、コントローラーの性能、ファームウェアの安定性、現場での実積、評価等を考慮し、その時その時で最善最適なSSDを選択してきたつもりです。

 ということで、現在は在庫のあるMLCタイプに加え、TLCタイプも使用しています。また特に、大きな問題は報告されていません。
 QLCタイプについては現時点で、安価ですが、TLCよりも耐久性が低く、採用する理由がありません。TLCタイプがなくならない限り、採用することはありません。


 

同じジャンル

関連情報