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スタッフ日記

Let’s noteの2014年夏モデル、何を買ったら良いか?

 Let’s noteの何を買ったら良いかと、常連さん、リピーターさんからよく聞かれるので、書いて置きます。間もなくLet’s noteの夏モデルが発売されます。

 まず残念なのは、個人向けモデル、Panasonic Store(旧 マイレッツ倶楽部)モデルで、一番おすすめしていたCF-NXシリーズが無くなってしまったことです。CF-NXシリーズの良さは、DVDドライブがないことでした。携帯する頻度が高い場合、DVDドライブはほとんど使用されていないにもかかわらず、故障するケースが多く見られるのは昔からのことです。DVDドライブの隙間からホコリが入りますので、マザーボードの故障の原因となっているケースもありました。DVDドライブがないと、若干ですが、軽量化され、消費電力も減ります。余計なものがなく、シンプルであることのメリットは小さくないです。これまでPCに採用してきたDVDドライブはPanasonic製、自社製品なので、それを売りたいのは良く分かりますが残念なことです。

 次に、CF-AXシリーズ、CF-MXシリーズってどうなの?と、よくお客様から聞かれますので書きます。CF-AXシリーズ、CF-MXシリーズはUltraBookなので、ビジネス用途でハードに使用されるには向かないです。個人用途で使用頻度も多くなく、重要な場面で使用しないならば良いと思いますが、安心して依存できるPCではありません。一番問題はディスク、SSDの仕様と品質です。高品質なSSDが存在せず、SSDが故障した場合、高品質な代替パーツは入手出来ず、データの回収も容易でなかったりします。大容量のSSDに換装する要望が少なくないですが、低品質なSSDに大容量のデータを保存することに矛盾を感じます。低品質なSSDで良ければ対応可能です、とお伝えしていますが、これまたおかしな話です。実際にCF-AXを所持、使用し、検証していますが、どうしても使い捨てにならざるを得ないPCです。SSD換装する価値が見いだせないです。CF-MXは、CF-AXに、多くの人達にとって使用頻度の低いドライブが付いたと考えれば良いかと思います。

 CF-LXシリーズについて、SSDモデルは要注意です。CF-AX、CF-MXシリーズ同様のSSDが使用されています。CF-LXシリーズのSSDモデルは画面の大きいUltraBookです。CF-LXシリーズを買うならば、HDDモデルを購入し、高品質のSSDに換装するのが良いです。

 CF-SXシリーズについて、HDDモデルの故障率は高いです。HDDの耐久性を考慮していない薄型化により、これまでの旧製品の感覚で使用しますと、あっという間に壊れます。緩衝材がかなり薄くなっています。SSDモデルで採用されているSSDの品質は相変わらず良くないです。

 まとめになりますが、ビジネス用途、過酷な環境でハードに使うならば、CF-LXかCF-SXのHDDモデルを購入し、高品質のSSDに換装するしかないです。法人モデル、Panasonic Storeモデルも同じです。

 その他、実は一番おすすめなのは、旧製品の良質な中古品を購入することです。前のLet’s noteは良かった。。。と思っている人達が多く、良い中古品を探しては購入しているのを見かけます。良品が、価格不相応に安く売られています。そこに、価値を知っている外人さん達が群がっています。PCは中古品を買う時代になったと言っても過言ではないと思います。これから、さらに中古市場は拡大し、PCメーカーは苦しくなっていくと思われます。PCの品質を落としているのは、コストダウンと共に、PCの消費、買い替えを促すのと、修理サポートで利益を上げことが目的にあると思われますが、そうなるとLet’s noteの良さはなくなってしまいます。SONYの後追いの様なものです。円安、不況でメーカーが苦しい状況にあることは十分理解しているつもりですが、書かざるをえないところです。

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