Let’s note CF-RZ4のSSDはSAMSUNGのB級品を採用している。
辛口の意見になりますが、Let’s noteの購入を検討されているリピーターさん、お客様より色々とご質問を頂くので書いておきます。
Let’s note CF-RZ4ではM.2という規格のSAMSUNGのTLCタイプのSSDが採用されています。他メーカーのPCと比べて10万円程度は高いLet’s noteを購入される方々は、ビジネスユーザー、ヘビーユーザーが多いわけですが、消耗の早いB級品であるTLCタイプのSSDは、従来のLet’s noteユーザーの使用には耐えられないと思われます。ビジネスユーザーが多いこと、高い価格設定を考えるならば、高品質高耐久の汎用SSDを採用するべきです。また汎用型のSSDならば万一、PCが故障した場合でもデータの回収、修理は容易に行える場合が多いです。ビジネス用途で使用するPCは、耐久性、保守性の高さは重要です。
M.2の仕様には種類がありますが、CF-RZ4では近いうちに消えだろうと言われている古い仕様が採用されています。すでに新しい仕様が現れており、それが主流になるだろうと言われています。CF-RZ5、RZ6が出る頃には新しい仕様が採用されると思われます。想定される問題として、CF-RZ4のSSDが消耗した際、代替修理パーツが手に入りにくくなっている可能性が高いことがああります。その際、高いお金をかけて買ったPCを手放す方々が多いかと思われます。また、そこに買い替え需要が発生することをメーカーが期待しているかもしれません。
かつてのCF-Rシリーズは耐衝撃性を高める仕組み、排水構造など、高い価格に見合うだけの機能がありましたが、CF-RZ4のどこに30万円前後の価値があるのか分かりません。CF-RZ4は、これまでのCF-Rシリーズの様な感覚で使用するのは難しいです。
最近のCF-MX、CF-LXのSSDモデルを見ると明らかですが、今はPCの売れない時代なのでPanasonicも、Macやdynabook同様の消費モデルのUltraBookに転向しつつあります。10万円程度の安いPCならばともかく、30万円前後の価格でUltraBookはどうか?と思わざるを得ません。残念ではありますがLet’s noteマニアでない限り、他メーカーの安い製品で十分ではないか?どこが違うのか?と思うところです。最近、当社ではLet’s noteのCF-RシリーズのSSD換装のご依頼が多くなっていますが、中古市場ではCF-R9が10万円以上で売られているのを見かけます。なかなか欲しい仕様のPCが存在しない時代なので、需要が中古市場に流れている現実があります。
Windows 10では、Windows 7に回帰する形となりました。当社ではCF-C1、CF-AX2も使われていますが、タッチパネルは使用されず、Windows 8のメトロもオフになっています。CF-Cシリーズ、CF-AXシリーズのタッチパネル製品は生産終了してしまいましたが、やはりタブレットではないノートパソコンに、タッチパネルは不要ではないか?と思われます。CF-RZシリーズはどうなるでしょうか。。。人それぞれ価値観、判断基準は異なります。あくまでも、ご参考までに。
(追記)
Let’s note CF-RZ4のSSDの容量不足で困っている方々が少なくないので、SSD換装、容量アップも対応することになりました。新規格で相性問題が出やすいので、念入りに動作チェック、検品をしています。起動しても、しばらく使っているとフリーズする製品もありました。
(追記2)
実際に半年位でSSDが消耗してしまい、メーカーから無償交換対応を受ける事例が発生しています。最新のモデルになって採用される製品が変わりました。少し耐久性が上がりましたが、B級品であることには変わりません。「消耗したLet’s note CF-RZ4のSSDのデータ回収を承りました。」参照。