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スタッフ日記

静岡のお客様よりCF-R7のSSD換装、Windows 7導入を承りました。

 久々のアップになります。SONYもPCから撤退し、VAIOのブランドは売却されました。SONYの人間はVAIOを捨てたと言っていました。またPanasonicも陳腐なノートPC、UltraBookの様なものばかりを発売するまで落ちてしまいました。書きたいことは沢山ありますが、書けないことが多い、ついこの頃です。

 今回のお客様はマイレッツ倶楽部で購入されたCF-R7の256GB SSD換装とWindows 7導入です。とても格好良く、状態もとても良く、大事にされているのが良く判りました。

Let's note CF-R7 赤

 Windows 7 Professionalを導入しましたが、サクサク動きます。とても快適です。しかも今は無き、スクウェア液晶、ワイド液晶ではなく縦長で、文章作成がしやすく、携帯性も良く、現在、代替機種がありません。液晶はLEDバックライトで、陰極管(小型蛍光灯)の交換は不要です。マザーボードに使用されているパーツも高品質で、かなり丈夫です。オンボード実装されたメモリー以外の故障の話はほとんど聞きません。後継機種が出たならば、絶対買うのに。。。と何人の人達が言っていたか分かりません。CF-R9などは新品のCF-Jシリーズよりも高値で取引されることもしばしばです。日々、お客様のニーズを見ていると、優れた中古PCを安く買う時代が到来したと実感します

 このような良質なPCは、SSD換装に投資する価値がありますので、当社としてもサービスを提供する意義があります。dynabook、VAIO、MacBookの様な使い捨てPCとは訳が違います。当然ながら、SSDもその時に出ている高品質なものから、相性問題の出ない、安定したものを選択して使用しています。SSDは安い低品質なものがたくさん売られていますが、実際にハードなビジネス用途に耐えうるものは2、3型もないのが実情です。メーカー名では選べず、常に実験、検証しながら使える型を模索しています。SSDも製品切り替え、新製品発売があります。PCに組み込むSSDは十分に検品を行い、不良がある場合は仕入先に返品します。早期に欠陥を見つけて、メーカーに報告することもあります。非常に手間をかけていますので、これまで納品したPCでは、不良は皆無に近いです。大学、研究機関に納めることも多いですが、某大学の研究室からは、当社でSSD換装を行ったもの以外は壊れてしまった、当社で行ったものだけ安定して動いていると言われたこともあります。

 SSDの製品選び、検品にこだわらなければ、世間にある様な安価なSSDサービスも可能です。当社はデータ復旧も行っていますが、PCにおいて一番大事なのはデータであることを痛感しています。PCは壊れたらいくらでも交換ができますが、データに限っては取り返しがつきません。その重要なデータを保存するメディアの品質に、極限までこだわるのは当然のことだと考えています。重要なデータを失ったことがある方にはお分かりが頂けるかと思います。他社と使用するSSDが一致する場合もあるかもしれませんが、そこに使っている神経、コスト、エネルギー、サービスの質が全く違います。一切、妥協はせず、色々とこだわりながらも安価なサービスを行ったならぱ、個人ならばともかく、会社では採算が合わず、長期的にサービスを提供していくことは出来ません。

 平成26年5月現在、当社で対応するSSDの容量は512GBが上限です。市場には1TBのSSDが出ていますが、あえて採用しない理由は品質が良くないからです。これから高品質のものが出ますので、それを待っています。UltraBookに対してはSSD換装も原則、行っていません。使える高品質なSSDがないからです。品質について十分な説明を行うことなく、これらのSSD換装を行うことは当社には出来ません。低品質なサービスを提供してまで、受注を貰う、稼ぐつもりはありませんので。

 市場が良質のSSDばかりになったら、当社はSSD換装サービスから撤退しようと思っていましたが、現実、事態は逆行しています。これまでのPCの買い替え需要はハードディスクの故障によるのが一番多かったのですが、PCメーカーがPCから撤退したり、大赤字を出す様な時代になると、壊れにくいSSDが出るとPCメーカーもマイクロソフトも困るのです。なので消耗系のSSDが強く求められ、そのようなものばかりになってしまっています。そこを見抜くことが大事です。SSDモデルのノートPCは、どのようなSSDを採用しているのか?、自然と気付くかと思います。生き残る為にはやむを得ないという考えなのでしょう。


 

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