CF-J10のマザーボード故障と最新モデルの買い替え選択について
以前、CF-J10のSSD換装を承ったお客様より、CF-J10が壊れたので見てもらいたいと連絡がありました。突然、ブルースクリーンが出てフリーズし、それ以後、起動しなくなったとのことでした。PCを拝見しましたところ、マザーボードが壊れていました。SSDは生きていましたがデータがフラッシュし、0フォーマット状態になっていました。この様な故障はACアダプターが故障したり、他の出力電圧の高いACアダプターを間違って使用したり、マザーボードに規定以上の高い電圧がかった時に起こります。SSDは物理的には強いですが、精密機器である以上、電気的には弱いので、重要なデータのバックアップは必須です。
お客様より、買い換えるPCは何が良いか?と質問を頂きました。最近は同様に悩まれる方々が少なくなく、よく質問を受けます。PCの選択はPCの使い方である程度決まります。ビジネス用途で四六時中PCを使う場合、PCを酷使する場合は、UltraBookはSSDの消耗、パフォーマンス低下が早いので実用に耐えられません。外出先でメールチェックしたり、インターネットで検索したり、軽い作業向けです。PCを頻繁に携帯する場合、薄型軽量PCはソフトケースに入れていない場合、破損が多いです。落としていないが、気が付いたら割れていたということを良く聞きます。
今回のお客様は出来るだけ長期間、安定して使いたいとのことで、CF-SX4のハードディスクモデルを買い、SSD換装を承りました。Panasonicもコストダウンの流れでホイールパッド、丸いマウスが消えて行きつつあり、現在は、CF-SXシリーズとCF-NXシリーズにしか残っていません。ホイールパッドが好きだからLet’s noteを買っているという方々は多いので残念です。今のPanasonicは、コスト削減すると売上も落ち、利益も減るという負のスパイラルに陥っている様に見えます。ここ近年、ユーザーのニーズを無視して物づくりを行ってきたのが原因です。今のLet’s noteで最新モデルで、ビジネス用途としてまともに使えるのはCF-SXシリーズ、CF-NXシリーズ、CF-LXシリーズしかありません。固くなって薄型化した分、割れが多いので、ソフトケースは必須です。
繰り返し書いていますが、ハードディスクモデルを買ってSSD換装するというのが定石です。ハードディスクは汎用型のディスクなので、ハードディスクモデルは高品質なSSDに換装し、使用することが可能です。UltraBook用の特殊型のSSDには高品質なSSDがありません。それからメーカーは低品質なSSDを使用しながらも、SSDモデルに付加価値を付けて高い価格設定をしていますが、SSDモデルを買うよりも、ハードディスクモデルを買ってSSD換装した方が安くて高品質なSSDを使えます。重要なのは3つ目ですが、PC本体というのは常に故障するリスクにさらされています。汎用型のディスクならば、PC本体が故障してもデータの回収が容易です。ビジネスにおいては、PCよりデータが重要です。