北海道大学のリピーターさんより、中古購入されたLet’s note CF-B11のSSD換装を承りました。
Let’s note CF-B11は早々に生産終了し、出荷台数もそれほど多くなかったですが、愛好家がおり、1人で何台も所有されているのを見かけます。ノートパソコンとしては大きくて携帯には向かないかもしれませんが、画面が大きく、キーボードも打ちやすく、デスクトップパソコンに近い感覚で使用できる点が評価されています。現行最新機種とは異なり、厚みと弾力性があるので衝撃に強くて壊れにくく、また安定したWindows 7が使用可能であり、実戦で使えるPCです。他にも現行機種にはない非常に優れた点があります。SONY NEC TOSHIBAとメーカーが次から次へと撤退、PC部門売却していく時代となりました。ノートパソコンが売れなくなった原因として、使いやすいスマートフォン、タブレットが普及したこともありますが、優れたノートパソコンが作られなくなり、イメージダウンしたことも大きな原因です。Let’s note CF-B11の頃は、まだ良いPCが作られていた時でした。
現在、MicrosoftはWindows 10をゴリ押ししていますが、Windows10はまだ欠陥、トラブルが多く、安定性も低く、そのことで一般ユーザーは嫌気がさしてしまっています。Windows 8、Windows 8.1の同じ失敗がWindows 10でも繰り返されています。それでユーザーからメーカーへのWindows 7モデルの要望が多く、メーカーはダウングレード権を理由にWindows 7モデルの出荷を再開しましたが、MicrosoftはWindows 7では新しいCPUはサポートしないとのことで、サポート部分終了を匂わせており、PCメーカーとMicrosoftは揉めています。企業はここ1年でやっとWindows XPからWindows 7に乗り換えたところですが、すぐにWindows 10への移行を求められているわけで、MicrosoftのOSビジネスモデルが崩壊していることが露呈しています。
ここ最近の傾向としては、Windows 10はSP1が出て安定するまで待ち、Windows 7の旧PCをチューンナップしてもう少し使いたいという方々が多いです。新しい物好きの方々もめっきり減りました。新しい物であっても、品質が低いならば使い物にならず、結局、がっかりして懲りてしまっている様です。
旧PCでもSSD換装したり、メモリー増設したり、その他、色々と調整することで快適に安定して使えることを知り、感動されているお客様をよく見かけます。人々のこれまでの認識、常識と、本当の現実は異なることを実感されたことと思います。Let’s note CF-B11は適切なSSD、メモリーも使用するならば、素晴らしい性能を発揮します。普通のままでは眠っているPCです。SSD、メモリーの選択、検品など色々なノウハウがあります。今回のリピーターさんですが、これまでご依頼を頂いたPCは安定動作しているとのことでした。3年経ちます。