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スタッフ日記

Panasonic StoreのLet’s note CF-SZ6の2TB(1TB+1TB)モデルは難あり。【追記あり】

 よくお客さんから話題が出るので、書いておきます。

 Panasonic StoreからLet’s note CF-SZ6の2TBモデルが出ましたが、これは1TBのSSDが2台搭載されています。TLC型の低品質なSSDなので、原価は1台4万円以下だと思います。ビジネスで使用するにはリスクが大きいです。消耗している状況で無理して使うならば、データロスのリスクが大きくなります。

 ノートパソコンに大量の重要なデータを蓄積する場合、やはりSSDの品質、耐久性は最重視するべきです。耐久性の低いTLC型のSSDに重要なデータを保存するのは、データロスのリスクが大きくなります。メーカーは保存されているデータがロスしても責任を負いません。新しいSSDに交換してくれるだけです。

 2TB SSDを使うユーザーは、パーティション1本で使われることが多いです。100GB程度、OS、アプリケーション等に使い、残りの領域をデータ領域として使用しています。1TB+1TBは2つのパーティションになりますが、使い勝手が良いとは言えないと思います。統合して1パーティションにする方法、ストライピングの様な使い方もあると思いますが、データロスのリスクが高くなります。

 高額なPCを販売するならば、高品質、高耐久なSSDを搭載するべきですが、安い低品質なSSDを搭載し続ける姿勢に、疑問を感じざるを得ません。

【追記】
 搭載されている2台の1TB SSDは異なる製品で、TLC型のB級品とC級品が採用されていました。システム領域にB級品の1TB、データ領域にC級品の1TBが使われています。極限までコストダウンが図られていますが、ディスクに手を抜く様になると、ビジネス向けPCとしては、ほぼ終わりです。


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