東北大学のお客様よりLet’s note CF-S10のSSD換装を承りました。
ここのところ多忙につき、ネタが溜まる一方で日記がアップできないままになっています。今回は東北大学のお客様よりLet’s note CF-S10のSSD換装を承りました。東京のオフイスでの対応となりました。
昨年の震災以降、精密作業の作業場所を一時的に札幌に移しました関係で、札幌にたくさんのPC、ハードディスクが郵送されてくるようになりました。また札幌近郊に方々もご来社頂くようになりました。種々の科学的なデータ等を参照しましたところ、当面は、お客様の重要なPC、データをお預かりするサービスを東京で行うのはリスクが大きいという判断になったわけです。今もその判断は間違ってなかったと確信をしております。
システムコンサルティングを行う以上、口ばかりではなく、まず自分の会社が率先してリスク管理を行なって見せることが大事。。。
大手企業のデータセンターが東京から北海道もしくは関西に移転されたり、金融機関、大企業の本社機能が東京から大阪に移転されていることは皆様、すでにご存知のことと思います。色々な思惑も絡んでいることとは思いますが、そのような危険性の高い状況であることは疑いようがないところです。札幌で主に精密作業を行うようになりましたが、引き続き東京でも、当日お引取りを前提に予約制でSSD換装、ハードディスク交換などの一部のサービスを承っております。ご要望の際は、お問い合わせフォームよりご連絡頂けましたらと思います。
SSD換装サービスは誰でも簡単に出来る様な時代が来たら縮小する。。。と常連のお客様とはよく話していることですが、今現在でも製品選びが非常に難しいのでしばらくは継続致します。SSDは正常動作しないものは「相性問題」として扱われてしまうことが多いですが、実際はその多くが欠陥だったりします。当社ではSSDを使用する前に念入りに動作チェックを行なっていますが、製品の欠陥を見つけることは少なくないです。欠陥を見つけますと早めにメーカー筋に情報を流すのですが、いまだかつて、それで流通が止まったことがありません。欠陥があっても回収は行われず、そのまま流通させたままになっています。「相性」や「寿命」で欠陥がうやむやにされてしまう下地が出来てしまっています。
小売店で良い商品と言われていたあるメーカーのSSDがあります。OEMも行い、あちこちで自社ブランドをつけて売られている製品です。発売されてすぐにとんでもない欠陥を見つけて報告しましたが、ずっとそのままでした。最近になって、ある程度使用するとデータにアクセス出来なくなると騒ぎになっていました。当社ではその人気のあったSSDはほとんど使用しませんでした。有名な某大手メーカーも最近、OEM先をそのメーカーから他に変えつつありますね。小売店で良いSSDとされるものはコストパフォーマンスが高く、よく動く製品であることが多いです。品質とは別です。なので品質の高い製品でありながら、売れないものもあったりします。
今回のCF-S10のSSD換装ですが、問題の多いメーカーのSSDは使わず、相性もよく、性能もよく、故障率の低いSSDを使いました。安定性を追求するならば、SSDに関する様々な情報を蓄積することが必要です。ネットからは集められない情報です。そこから大きな付加価値が生まれると思い、当社はSSD換装サービスを行なっている次第です。今回のお客様もご満足を頂けた様子で、嬉しく思いました。
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